ソファー・財布・バッグ修理|熊本の革修理なら革研究所 熊本西店
革修理ブログ
2026/06/14
熊本【カリモク家具】本革3人掛けソファの擦れ・色あせ補修・染め直し施工で美しく蘇らせる!革の劣化原因と正しいメンテナンス法まで徹底解説!
みなさまこんにちは!熊本県宇土市を拠点に、大切なブランドバッグや革財布、そしてソファや椅子などの大型革製品の修理・染め直し・修復を手掛けております 「革研究所 熊本西店」 です。
ご自宅のリビングの主役である「本革ソファ」。毎日座ってくつろぐ大切な家具だからこそ、長年愛用していると、どうしても座面の擦れ、色あせ、全体的なひび割れやカサつきが気になってくるものです。「お気に入りのソファだけど、もう買い替えるしかないのかな…」と諦めてしまう前に、ぜひ当店の職人技術による「革の修復・染め直し」という選択肢を知っていただければ幸いです。
今回は、日本が世界に誇るトップ家具メーカー**「カリモク家具(karimoku)」3人掛け本革ソファ**の修復実績をご紹介いたします。
目次
こちらが施工前の状態です。
特に、 座面の表面が白っぽくカサカサに擦れています。
全体的な色あせも見られますが、大きな傷や破れはない状態でした。当店の染め直し補修施工で十分修復することが可能です!
1.「洗浄(クリーニング)」と「脱脂」
最初のステップにして、最も重要なのが「洗浄・脱脂」の作業です。長年愛用されたソファの表面やシワの奥には、目に見えない皮脂汚れやホコリ、過去に塗られた古いワックスなどの油分がびっしりと付着しています。隙間の部分もブラシでかき出します。まずは、専用のクリーナーで水溶性の汚れを除去します。その後、皮脂汚れなどの油分を脱脂します。
これらが残った状態で上から補修材や塗料を塗っても、革にしっかりと密着せず、後からポロポロと剥がれてしまう原因になります。
2.下地形成・研磨作業
ひび割れ、スレ傷の箇所を中心に補修溶剤を塗布し乾燥させます。その後、研磨(サンディング)を行います。表面が滑らかな手触りになるまで数回この工程を繰り返し下地を作ります。
3.調色(色合わせ)
元のお色(内側や底部分)に色合わせし調色を行います。
4.染色・色止め・艶調整
スプレーガンで均一に薄く塗っては乾かし、状態を確認してまた薄く重ね細かく段階的に繰り返します。この工程で色止め・艶調整も同時に行います。
※オプションでトップコート(防汚加工)も可能です。
5.仕上げ
最後に、全体をオイルで拭き上げて完了です。
それでは、施工後をご覧ください。
スレて白くなっていた部分が、周囲と完全に馴染み、深みのある美しいネイビーへと仕上がりました。
補修を施すことで、ここまで蘇ります!
これから先も活躍してもらえますね。
革研究所 熊本西店では、大切なブランドバッグや革財布はもちろん、今回ご紹介したソファや椅子などの大型家具まで、あらゆる革製品の修理・染め直しに幅広く対応しております。「こんな傷でも直るのかな?」と思ったら、まずはいつでもお気軽にご相談くださいね!
本日ご紹介した素晴らしいソファを手掛ける、日本が誇る国産家具メーカーの「カリモク」について、歴史を紐解きながら楽しくおしゃべりしたいと思います。
カリモク家具の誕生は、今から85年以上も遡る1940年(昭和15年)。初代社長である加藤正平が愛知県刈谷市に創業した小さな木工所がすべての始まりです。当初は激動の時代背景もあり、様々な木製品の下請け製造を行っていましたが、1947年には「刈谷木材工業株式会社」として本格的に法人化し、その基盤をより強固なものへと発展させていきます。
カリモクの技術力が飛躍的に向上する大きな転換期となったのが、1951年のことです。当時、高度な木工技術と精密な加工が要求された「ミシンのテーブル部分」の製造を開始したのです。ミシンは細かな振動が続く機械であるため、それを支える木製テーブルには、狂いがなく、頑丈で、美しい仕上げが求められました。この厳しい要求に応え続ける中で、カリモクの職人たちは木材の乾燥技術や、狂いを出さない強固な接合技術を極めていくことになります。
その後、木工技術を支えるための最先端の設備環境をどんどん拡充していったカリモクは、1959年に輸出家具の木製部の生産を開始します。ここから、アメリカ向けの高級家具に使われる木製アーム(肘掛け)の生産が始まりました。この当時は、まだソファや椅子を丸ごと一脚作っていたわけではなく、あくまで「パーツ(部品)」としての木製アームの生産でしたが、世界の厳しい基準に触れたことで、カリモクは少しずつ、しかし着実に本格的な家具生産のノウハウを蓄積していったのです。
そして時代の大きなうねりの中で、1962年、ついに自社製品として国産家具の生産・販売を開始。下請けではなく「自分たちのブランドを持ちたい」との強い思いから、オリジナルの家具づくりに取り組み、カリモクの椅子の第一号「Kチェア」の原型が誕生しました。時代は、東京オリンピックの開催を数年後に控えた日本。社会全体が高度経済成長に沸き、ちゃぶ台からダイニングテーブルへとライフスタイルは変化しつつありました。あの有名な映画を思い出します。
「Kチェア」についてお話を。当時、木製パーツだけで製造していた輸出向け家具の中から、最もシンプルなものを選び、日本の住宅向けに改良します。値ごろな価格、シンプルなデザインから、旅館のロビーや中小企業の応接間などの需要に支えられて、時代や流行が激しく移り変わる中でも、Kチェアは一度も廃番になることなく、生産が続けられてきました。
輸出用家具がお手本なので、組み立て式で軽く、コンパクトに輸送ができる構造になっており、パーツごとの交換が可能。シートだけがへたってしまったり、片方の木肘部分だけタバコで焦がしてしまったりしても、必要なパーツだけ取り寄せて交換することができるので、長く使い続けることができるというわけなんですね~。2002年には、60年代に生まれたカリモクのオリジナル家具から、最も普遍的なデザインを選び、「カリモク60」として復刻しました。ご興味を持たれた方は検索してみてください。デザインがレトロというかなんというか、素敵です。。
さて、話をお手入れとリペアに戻しまして、なぜこのように頑丈で上質なカリモクの最高級本革ソファが、年月とともにカサカサになったり色あせたりしてしまうのでしょうか?その原因をプロの視点からさらに詳しく解説します。これを知っておくだけで、ソファの寿命を何倍にも延ばすことができますよ。
本革ソファが劣化する最大の原因の一つが、実は毎日座る私たちの体から分泌される「皮脂」や「汗」です。特に、半袖や短パンになる夏場や、お風呂上がりにリラックスしてソファに座る際、首元や手のひら、太ももなどが直接革に触れますよね。革は天然の皮膚ですので、表面の毛穴や仕上げの隙間から人間の皮脂や汗を吸収します。これが長年にわたって蓄積されると、革の内部で油分が「酸化」を起こします。酸化した油分は革の繊維を硬化させ、本来のしなやかさを奪ってしまうのです。カサカサした乾燥や硬化が起き、最終的にはその部分から革がひび割れてしまう原因になります。
ソファに腰掛けたり、寝転がったり、立ち上がったりするたびに、衣服と革の表面との間には強い「摩擦」が生じています。高級な本革家具の多くは、革の表面を保護し、美しい色を表現するために、プロの手によって専用の「塗装膜(コーティング)」が施されています。しかし、毎日の繰り返しの摩擦によって、この表面の塗装膜が少しずつ削り取られていってしまいます。座面やアーム部分に見られる白っぽい擦れ跡は、まさに表面の塗装膜が摩耗によって削れ、その下にある革の「素地(地肌)」が露出してしまっている状態なのです。
お部屋の中に差し込む太陽の光(紫外線)や、エアコンの冷暖房の風も、本革にとっては天敵です。紫外線は革の色素を破壊し、美しいネイビーの色味を徐々に退色(色あせ)させてしまいます。また、エアコンの乾燥した風が直接当たり続けると、革の内部に本来含まれている必要な水分や潤い(油分)が完全に干からびてしまいます。人間のお肌と同じで、極度に乾燥した革は柔軟性を失い、人が座って荷重がかかった瞬間に、耐えきれずに表面がピキピキと細かく裂けて「ひび割れ」を起こしてしまうのです。
見事に美しく蘇ったカリモクの本革ソファ。その美しさと瑞々しい質感を、これから先さらに10年、20年と長くキープしていただくために、ご自宅で今日からできる正しいメンテナンス方法をご紹介します。これを実践するだけで、次回のメンテナンスまでの期間を劇的に延ばすことができますよ!
普段のお手入れは、とにかく「柔らかい布での乾拭き」だけで十分です。繊維の細かいマイクロファイバークロスや、使い古した清潔な綿のTシャツなどを使い、座面やアームに溜まったホコリを優しく撫でるように拭き取ってください。よく「汚れたから」といって、日常的に固く絞った雑巾でゴシゴシと水拭きをされる方がいらっしゃいますが、これは実はNGです。本革は水分を過剰に吸収すると、乾燥する際に革の内部に必要な油分まで一緒に連れて蒸発してしまい、カサつきやひび割れを早める原因になります。水拭きをするのは、どうしても何かがこぼれて汚れてしまった時だけにし、拭いた後は必ず自然乾燥させてください。
お部屋の中でよくあるトラブルが、市販の「除菌ウェットティッシュ」や「住宅用中性洗剤」を使ってソファを拭いてしまうことです。市販のウェットティッシュに含まれるアルコール成分や、化学洗剤の強い界面活性剤は、革の表面を保護している大切なトップコート(塗装膜)を一瞬で溶かしてしまいます。拭いた部分だけがシミになったり、色がハゲてベタベタになってしまったりして、当店に駆け込まれるお客様が非常に多いです。汚れが気になるときは、必ず「本革専用のレザークリーナー」をご使用ください。
人間のお肌に化粧水や乳液が必要なように、本革ソファにも定期的な「油分の補給」が必要です。半年に一度(例えば、エアコンを本格的に使い始める前の『梅雨明け』と『冬の始まり』の年2回がベストです)、本革専用のメンテナンスクリームを薄く全体に塗り伸ばしてあげてください。クリームを塗ることで、革の繊維に豊かな潤いと柔軟性が戻り、摩擦に対する強さが劇的にアップします。また、表面に薄い油分の膜ができるため、皮脂や汗が革の内部に染み込むのを防いでくれるバリア効果も期待できます。
お部屋のレイアウトを変更するチャンスがあれば、ぜひソファの「配置」にも気を配ってみてください。大きな窓のすぐそばで、毎日何時間も強烈な直射日光(紫外線)がダイレクトに当たる場所や、エアコンの温風・冷風が直接吹き付けるポジションは、革の乾燥と退色をハイスピードで進行させてしまいます。どうしても移動が難しい場合は、日中の日差しが強い時間帯だけカーテンやブラインドを閉める、エアコンの風向きをルーバーで調整してソファに直接当たらないようにする、といった一工夫をしてあげるだけで、大切なソファの寿命は格段に長くなります。
傷んだソファは「買い替え」ではなく「修理・再生」を選ぶ時代へ
現代は、古くなったから、少し傷んだからといってすぐに新しいものを買い替えて使い捨てるのではなく、地球環境にも配慮し、ひとつの上質なものを手入れしながら長く大切に使い続ける「サステナブル(持続可能)」な価値観が主流となっています。
当店では、今回ご紹介したカリモクをはじめ、カッシーナ(Cassina)、B&Bイタリア、エルポ(erpo)、デセデ(de Sede)といった世界中の最高級ブランド家具から、愛着のある本革ソファ、食堂椅子の座面張り替えまで、あらゆる革製品の修復に幅広く対応しております。
「うちのソファも、お写真と同じように擦れているけれど直るかしら?」
「破れかけているけれど、張り替えずに部分補修で対応できる?」
「熊本県内だけど、自宅まで見積もりや引き取りに来てくれる?」
といった疑問やご不安をお持ちの方も、どうぞご安心ください。当店では、お客様の大切な家具の状態をプロの目でしっかりと拝見し、ご予算やご要望に合わせた最適な修復プランを丁寧にご提案させていただきます。
当店の近隣エリアへは、無料で出張見積りサービスも行っております。
近隣エリア★宇土市・熊本市・宇城市・八代市・天草市など
バッグ、財布、革衣類、靴、ソファ、車内装まで幅広く対応しております。
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🏢 店舗情報・アクセス
店舗名: 革研究所 熊本西店
住所: 〒869-0465 熊本県宇土市網引町336
電話番号: 090-8629-7211
営業時間: 10:00~17:00(定休日:火曜日・他臨時休業あり)
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代表者 甲斐 久美子
所在地:熊本県宇土市網引町336
TEL:090-8629-7211
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当店の革修理は革の事を知り尽くした熟練職人が一点一点丁寧に修理・補修いたします。思い出の有る大切な革製品を安心してお任せください。また、ブランド品(VUITTON・CHANEL・GUCCI等)の革修理経験も豊富です。革のキズやスレの補修はお任せください。革修理の御見積やお問合せはもちろん無料です。