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2026/08/16

熊本【クロエ パディントン】色あせ・スレ・汚れのついたバッグを補修&ブラックへカラーチェンジ!

みなさま、こんにちは!

熊本県宇土市を拠点に革製品の修理・メンテナンスを承っております。『革研究所 熊本西店』です。

 

「昔お気に入りで購入して愛用していたバッグ。大切にしてきたけれど、経年変化で全体的に色が褪せてしまったり、角スレや手垢汚れが目立ってしまって、今はクローゼットの奥に眠っている……」

「もう一度綺麗にして持ち歩きたいけれど、元の色に戻すか、全く新しい色にガラリとイメージチェンジさせるか迷う……」
「使い古した革製品でも、本当に綺麗に直るの?」

今回は、そんなお悩みを解決した実際の施工事例をご紹介します!

 

 ビフォーアフター紹介(Before & After)

 

まずは、今回お預かりしたクロエ パディントンの施工前と施工後の変化を、画像とあわせてじっくりご覧ください。

 

【施工前(Before)の状況】

お預かりした状態は、全体的に経年劣化とご使用に伴うダメージが見受けられました。

 

金具周りの汚れと革の乾燥:パディントンの特徴である大きな南京錠(パドロック)を取り付けるベルト部分や金具周りには、金具との擦れによる黒ずみ汚れや、乾燥による小傷が目立っていました。

 

全体の色あせ・変色:元々の柔らかいベージュゴールド〜ライトブラウン系のカラーが、経年変化や日焼け、摩擦によってくすみ、ムラが生じていました。

 

 

 

持ち手(ハンドル)の黒ずみ・角スレ:手に持つ部分(持ち手)は、どうしても汗や皮脂を吸収しやすく、部分的に色が濃くなったり革の表面が荒れた状態に。バッグ底部やパイピング部分は摩擦により革の銀面(表面)が擦れ、色抜けを起こしていました。

革自体の質感や耐久性はまだ十分に残っているものの、「このままお出かけに持っていくには古ぼけた感じが気になる……」という状態でした。

 

【施工後(After)の状態】

 

 

重厚なゴールド金具とのコントラスト:黒のレザーにパディントン特有のカデナ(南京錠)やリング金具の重厚なアンティークゴールドが映え、元のカジュアルな印象から一転、一目置かれるエレガントでラグジュアリーな雰囲気に生まれ変わりました!

 

 

 

深みのある美しい漆黒へチェンジ:お客様のご要望により、くすみのあったベージュ系から、上品でどんなコーディネートにも合わせやすい「ブラック(黒)」へと全面的にカラーチェンジ。

 

 

 

持ち手や角スレの完璧な修復:持ち手の手に触れる部分の黒ずみや荒れ、底角のスレ傷も、カラーチェンジを行う前に下地から補修(傷埋め・面調整)を行うことで、ツルッと滑らかで美しい手触りに復元。

「思い出のバッグが、今の自分にぴったりのアイテムとして復活した!」と、お客様にも大変お喜びいただきました。

 

クロエ パディントン「補修+カラーチェンジ」の施工工程

ここからは、当店で実際に行っている「補修+カラーチェンジ」の具体的な施工ステップをご紹介します。大切なバッグがどのような工程を経て生まれ変わるのか、ぜひチェックしてみてください。

 

ステップ1:クリーニング&脱脂(汚れ・油脂分の除去)

革製品の補修において、最も重要と言っても過言ではないのがこの下準備です。
長年のご使用で付着した表面のホコリや汚れはもちろん、革の内部に染み込んだ手油、ワックス分、過去に使用された靴クリームや防水スプレーの残留物を、革を傷めない専用のクリーナーで徹底的に洗浄・脱脂します。
この脱脂作業が不十分だと、後に塗布する補修剤や塗料が密着せず、塗膜が剥がれやすくなってしまう原因になります。時間をかけて念入りに下地を清掃します。

 

ステップ2:養生(マスキング)

バッグには、塗り替えないパーツや金属金具がたくさん付いています。
パディントンの大きな魅力であるカデナ(南京錠)、カシメ金具、Dカン、ファスナー金具、さらには内側の生地やブランドロゴタグなどを、塗料が付着しないよう特殊なマスキングテープやフィルムで隙間なく丁寧に保護(養生)します。
細かなパーツが多いパディントンだからこそ、職人の手による精密なマスキング作業が不可欠です。

 

ステップ3:染料で下染め

カラーチェンジの場合、先に染料を塗布し色の土台を作ります。この段階でチェンジしたい色に下染めができると本塗装の塗料の量を少なくできるので革の質感を維持することができます。ムラなく均一な色の仕上がりも良くなります。

 

ステップ4:下地補修(研磨・修復剤の塗布)

角スレ・削れの補修:角や縁のパイピング部分など、擦れて革の繊維が毛羽立っている部分に、専用補修液を浸透させ、
細かなサンディング(研磨)を行ってフラットで滑らかな表面を作ります。

 

ステップ5:染色

ブラックの顔料を、スプレーガンを用いて薄い層を均一に丁寧に塗布していきます。

 

ステップ6:仕上げ(トップコート加工)

最後に防汚加工のトップコートで仕上げていきます。この工程で色止め・艶調整も同時に行います。

 

「リカラー(染め直し)」と「カラーチェンジ(色変え)」の違いとは?

 

革製品の修理を検討される際、よくお客様からいただくご質問がこちらです。
「リカラーとカラーチェンジって何が違うの?」
「色が濃くなったり、別の色に変えたりしても、傷やスレは直るの?」
ここでは、それぞれの違いと、どちらを選んでも「同時にしっかり補修できる」という理由についてわかりやすく解説いたします。

① リカラー(同色での染め直し・再塗装)
【概要】
元のバッグの色味に合わせて塗料を調合(調色)し、擦れて白っぽくなった部分や色あせた部分を、元の美しい状態に復元する施工です。
メリット:
ブランド本来のオリジナルカラーや雰囲気をそのまま残すことができる。
内側(裏地やファスナー布地)との色のギャップが生まれない。
こんな方におすすめ:
「このバッグの元の色がすごく好き!」
「買った当時の綺麗な状態に戻したい!」

② カラーチェンジ(別色への塗り替え・色変え)
【概要】
元の色とは全く異なる色(例:ベージュ→黒、ピンク→ネイビー、イエロー→ブラウンなど)へ全体を染め替える施工です。
メリット:
シミや取れない汚れ、強い変色があっても、濃い色(特にブラックやダークブラウンなど)に塗り替えることで完全に覆い隠すことができる。
年齢やトレンドの変化に合わせて、現在の好みに合った色に一新できる。
まるで新しいバッグを買ったかのような新鮮な気分を味わえる。
こんな方におすすめ:
「元の色が淡くて汚れやすく、使わなくなってしまった」
「今の自分のファッションに合う落ち着いた黒や濃色にしたい」
「汚れや変色がひどいので、しっかりカバーしたい

 

★カラーチェンジ(色変え)を成功させるための注意点・ポイント
非常に魅力的なカラーチェンジですが、施工をご検討されるにあたってあらかじめ知っておいていただきたい注意点がいくつかございます。当店では、お客様にご納得・安心して施工をお任せいただけるよう、メリットだけでなく注意点も包み隠さずお伝えしております。

① 基本的には「淡い色→濃い色」へのチェンジがおすすめ
カラーチェンジを行う場合、「ベージュ→黒」「ピンク→ネイビー」「イエロー→ブラウン」のように、元の色よりも濃い色へ変えるのが最も綺麗に仕上がります。
逆に「黒→白」や「濃い茶色→ライトピンク」といった「暗い色→明るい色」への変更は、塗膜をかなり厚く塗る必要があり、革の風合いが硬くなったり、傷がついた際に下の濃い色が目立ちやすくなるリスクがあるため、当店では「明るい色から落ち着いた濃色(特にブラック)」への変色をおすすめしております。

② ステッチ(縫い糸)も一緒に染まります
バッグの裁縫に使用されているステッチ糸も、レザーと一緒に同色(ブラック)に染まります。
元のステッチの色(白やベージュなど)をアクセントとして残したい場合でも、スプレー塗装の性質上、糸も含めて一体で塗り変わることが基本となります。しかし、全体が黒一色に統一されることで、よりソリッドでスタイリッシュな高級感が生まれます。

③ 内側(裏地)の素材による施工範囲
バッグの内側がキャンバス地(布製)やスエード素材の場合、布地に塗料を塗るとゴワゴワと硬くなってしまうため、内側の布地部分は元の色のまま残す(または革のフチ部分までの施工とする)のが一般的です。
※内側が本革製の場合は、内側のレザー部分も合わせてカラーチェンジが可能です。事前にお品物の構造を確認し、最適な施工範囲をご提案いたします。

 

★ここが重要!「リカラー」でも「カラーチェンジ」でも【どちらもスレや傷の補修が可能】です!

「カラーチェンジをすると、色の塗り替えだけで傷はそのまま残ってしまうのでは?」と心配されるお客様がいらっしゃいますが、ご安心ください!
当店では、リカラー(染め直し)を行う場合でも、カラーチェンジ(色変え)を行う場合でも、塗装に入る前に「下地補修(傷埋め・面調整)」の工程を必ず実施いたします。
革表面の角スレ、削れ、ひび割れ、持ち手の荒れなどは、専用の補修剤を用いて滑らかに平滑化してから着色・塗装を行います。そのため、単に色が替わるだけでなく、革の質感やツヤ、表面のなめらかさも同時に蘇るのです!

 

~クロエの代表的モデル「パディントン」の魅力と歴史~

今回施工させていただいた**「パディントン(Paddington)」**は、クロエ(Chloé)の歴史を語る上で欠かすことのできない、伝説的なアイコンバッグです。

パディントンの誕生と空前のブーム
パディントンが発表されたのは2005年。当時のクリエイティブ・ディレクターであったフィービー・ファイロ(Phoebe Philo)氏によって生み出されました。
発売されるやいなや、世界中のセレブリティやファッションアイコン、モデルたちがこぞって愛用し、「IT Bag(イット・バッグ)」として世界中で一世を風靡。入手困難な幻のバッグとしてファッション界を席巻しました。
パディントンのデザイン的特徴

1. 圧倒的な存在感を放つ「パドロック(南京錠)」
パディントンの最大の象徴といえば、中央に鎮座するずっしりと重厚なカデナ(南京錠)と鍵です。この金具デザインが、クラシックでありながらどこかロックでモダンな唯一無二の雰囲気を醸し出します。

2. くったりとした最高級レザーの質感
上質なカーフスキン(牛革)を贅沢に使用し、使い込むほどにくったりと身体になじむ絶妙な落ち感が魅力です。ハードな金具と、柔らかくフェミニンなレザーのギャップが絶妙なバランスを生み出しています。

3. 洗練されたディテールと収納力
サイドのベルトデザイン、丸みのある持ち手、丁寧なステッチワークなど、細部まで職人のこだわりが詰まっています。マチが広く収納力も抜群で、デイリーユースからお出かけまで幅広く活躍します。

パディントンの持つ本物の上質な革と凝ったディテールは、現在のトレンドである「ヴィンテージMIXスタイル」や「Y2Kファッションのハイエンドな取り入れ方」に完璧にマッチします!

 

 

革製品の修理は革研究所 熊本西店へ
ご相談ください

高級ブランドであるクロエの「パディントン」をはじめ、シャネル、ルイ・ヴィトン、エルメス、グッチ、プラダなどの本革バッグは、優れた職人技で作られた上質なレザーが使用されています。

今回ご紹介したように、カラーチェンジ(色変え)やリカラー(染め直し)を行えば、ダメージを綺麗に修復し、今のあなたに一番似合う「新しいお気に入りバッグ」として見事に蘇らせることができます。

「私のバッグも綺麗になるかな?」

「いくらくらいかかるんだろう?」気になった方は、ぜひ一度お気軽にお問い合わせ・ご相談ください!

皆様の大切な思い出が詰まったバッグが、再び日常で輝きを放つよう、心を込めてお手伝いさせていただきます。

 

ご相談・お見積り/宅配受付/出張見積もり

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熊本市、宇城市、八代市、天草市など熊本県全域、

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革修理対応製品

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TEL:090-8629-7211

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